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優柔不断でいい、変でいい、個性があっていい。組織に必要な能力。

      2015/10/18

この記事は約 7 分で読めます。

 

物事をスパッと決められる人やリスクを承知で走れる人。

こういった人達は、成功者の中で見ればすごくカッコ良く見えます。(私は)

大きいリスクも、物ともしない姿勢で実際に成功させている人。

 

確かに裏では失敗もしているでしょう。

大変な努力もしているとも思います。

見えない苦労や計算がちりばめられている上での成功です。

簡単にカッコ良いと言ってしまってはいけないと思います。

 

ですが派手さがあってこの人はスゴイ!!と単純に考えれます。

 

By: Alon

私はその手の人達と比べればバカだし能力もないですが、

自分のことを変人だと思っています。人と違うのは嫌だとも思う性質を持っています。

 

間違っていると思ったことは、我慢せずに「違う」と言ってしまうし、

態度に出てしまうし、結果上司と対立してしまうこともしばしばあります。

それによって更に物事が上手くいかなかったりして、

そういう嫌な上司とか、ソリが合わない上司と上手い事付き合えている人は本当に凄いなと。

それに比べて自分はなんて幼稚で不器用なんだろうと考えることも多かったです。

 

私は基本的に悲観的な考えを持っていると思っていて、それが足を引っ張ていると考えていました。

 

ですが最新の脳科学ではもともと悲観的な人間に楽観的になれと言われても不可能だという事が判明しています。

それは生まれついてのキャラクターなんですね。

だからその悲観的という性質をネガティブに捉えるのではなく、

個性として捉えれたならそれはその人にとってすごい武器になるんです。

そんなのとっくに気づいているよとか、

もう知ってるよって人には当たり前の事かもしれませんが。

私はそういう風に考えようと努力してましたが、最近やっと確信が持てるようになりました。

 

十人十色という言葉があるように人はそれぞれ個性の塊です。

 

集団や組織にはそういった人材がたくさんいていいんです。

自分と似たような人しかいない組織は絶対上手くいきません。

 

例えば自分が人を指導するような役職に付いていたとして、

「何で指示通り、思うように動いてくれないのか」とか

「自分が2人いればすぐにこの仕事も終わるのに」とか考えてしまうことが多く、

それによりストレスもたまり、常にイライラ。なんて事も昔はよくありました。

 

そう考えること自体間違いという事に気づいたんです。

大事なことはそんな所にはなく、そこにばかり目が行くようでは

自分はおろか集団にまで悪影響を与えてしまいます。

 

最初に話したような物事をスパッとすぐ決められる人は、

私とは逆の楽天的な性質を持っているようです。

では悲観的な人はこういった人達・・・というか昔の私はそんな風にはなれないのかというとそうでもなかったんですね。

 

人には人の個性があるので、その人だけの成功の形があるんです。

 

結論はすぐに出した方がいい・・・とか

社会では何かと素早い方が良しとされています。

確かに利点はたくさんあるし、成功している人は動き出すのが早いです。

 

ですが、最近のアメリカでは「結論延期能力」というものが組織の人材として必要とされています。

バンバン突っ走るのをなだめたり、リスクをしっかり見据えることができる能力です。

 

そして、多様性を重視した「SMAP効果」という心理学用語も出来たそうです。

例えば1人1人は大した能力はなくとも、個性が異なる人材を1つのチームとして活動させると、

とても大きな力を生むという効果が確認されているのです。

 

リーダーだけではダメ。

変人だけでもダメ。

平凡なだけでもダメなんですね。

 

バラバラのタイプの個性が必要なんです。

それは例えば集団でも組織でも全く同じことが言えます。

 

私は高校時代から遊んでいる8人の友達がいて1年に最低1回は旅行に行きます。

既婚者もいますが必ず行きます。。

そういう時に必ず思うのは趣味が被るやつもいれば全く被らないやつもいて、

楽観的なやつもいれば悲観的、慎重なやつもいて個性がバラバラなんですが、一緒にいるととにかく楽しいんです。

 

中には勝手に行動するやつもいて「どっか行くなよ~」なんていいながらも必ず何かしら楽しいことが起きます。

楽しいのはジャンルが違うからこそ自分が知らない新しい知識や経験を持っていたり、

考え方、行動の仕方があってその新鮮さが楽しいと思えるんじゃないかと思うのです。

 

組織にも同じことが言えます。

 

自分は大事だと思えるような仕事の部分を誰かが怠けていたとして、

その人はだらしないとか、やる気ないとか思いますよね。

でもその人は自分の気づかない所や自分が怠けるようなところを

真剣に取り組んでたりするんです。

 

それはつまり自分の欠点をその人が補ってくれてるわけです。

逆に自分はその人の欠点を補っているんですね。

完璧じゃないからこそ個性を持った集団はより完璧に近くなれると思います。

 

だからこの人は私達と違う・・・とか

全く仕事ができない・・・とかで考えを狭めてしまうのはあまりにもったいないです。

自分の成長の限界を自分で決めてしまっているようなものです。

 

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変人でもいい。

 

個性があっていい。

 

人と違くていい。

 

 

 

こんな風に考えれるようになってから、

上司には言いたいことも言えるようになったし、変に対立もしなくなりました。

(でも本当に必要な時は対立も恐れません。)

 

 

 

自分は人と違うから上手くできない。

 

優柔不断で何も決めれない。

 

 

 

それでいいんです。

遅くとも答えをしっかり出せればそれでいいんです。

組織には優柔不断なスキルを持った人もいなくてはいけないんですから。

 

単純には上手くいかないことも問題も人によっては様々あるでしょうが。

私のように悩んでいる人がもしいたら、こういった考えもあるんだという事を知ってもらえたら幸いです。

 

お目汚し失礼いたしました。

参考文献→PRESIDENT2015年10,5月号P38~41

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