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電子書籍と紙媒体の比較。理解度が高いのはどっち?

      2015/10/18

この記事は約 5 分で読めます。

 

最近は電子書籍の流れが強いですね。

本屋さんはかなり厳しい局面を迎えてるようです。

 

確かに電子書籍なら一々本屋に出向いて探すよりも、

ネット上で膨大な量から自分が読みたいものを探して

それをすぐにダウンロードでき、すぐに読み始められます。

管理もデータ上だけなので場所も取らずメリットはかなりあります。

本屋さんが押されてしまうのもうなずけます。

 

かくいう私も電子書籍は資料だろうとマンガだろうと利用しています。

 

紙媒体と電子書籍の違いは?

 

実際紙媒体の書籍と電子書籍とで、

どう違うメリットがあるのかリストアップしてみました。

 

電子書籍のメリット

・管理場所に困らない。

・検索が楽。

・データを送れる。

・すぐ印刷できる。

・画像データを加工しやすい

色々利点がありますね。

 

紙媒体のメリット

・直接書き込める

・専用の機器がいらない。

・電子と違って壊れない。

・マーカーしやすい

 

これだけ見ても電子書籍はやっぱり便利ですね。

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便利な部分だけを見てはいけない?紙媒体の真の実力

 

それらの特性を考えると電子書籍は、

「すぐに調べられる」ということと、

気になる部分を「すぐに確認できる」ことに長けていることがわかります。

 

逆に紙媒体は、

「勉強する」「理解する」ことに長けているわけです。

 

ですが紙媒体には電子書籍にはない能力を持っていることがわかっています。

最近の研究成果でわかった紙媒体の凄さ

電子書籍では体験できない触覚。

これが大事らしいのです。

物語中の出来事が発生したタイミングを尋ねた設問では、

電子書籍を読んだグループが明確に低い正答率を示したとのこと。

さらに、14個に分けられた話の流れを順番に並び替えるという設問に至っては、

電子書籍グループの正答率はもう一方のわずか半分ほどしかなかったという結果が浮き彫りになりました。

引用→Gigazine

学生を2つのグループに分けて短編小説を読んでもらうという実験を行ったそうです。

一方は電子書籍で、もう一方は紙媒体で読んでもらいます。

内容はただ読んでもらうだけで、書き込みはしない。

そのうえで内容の理解度をテストするというもの。

 

その結果、多くの部分で紙媒体のほうがわずかに理解度が上という結果が出ました。

更に特に大きな差がついた部分があります。

「出来事が発生したタイミング」です。

 

また物語の内容を、順番に並べる問題を解かせたところ、

紙媒体で読んだグループのほうがはるかに正解率が高かったのです。

電子書籍では全体の把握がしづらいことがわかったんですね。

 

これには紙媒体では実際に手でページをめくっているので

その流れが掴めており、全体像の把握がしっかり出来ていることがわかるのです。

 

そのことからただ読むだけとか、調べるだけなら

電子媒体はかなり利便性の高いものとなっていますが、

反面、大事な理解度という部分で抜け落ちてしまっているんですね。

 

紙媒体でなら手で持った感触で今は前半を読んでるとか、

今は物語が佳境を迎えてるなとかそういうリアルな部分が掴めます。

それが記憶として残るわけです。

 

そしてこれは何も小説等に限ったことではなく、

参考書とか辞書とか勉強面でも役立つことがわかります。

「あっこれあの辺りに書いてあったな」と。

 

洋服がグチャグチャの状態でタンスに収まっていると

着たい洋服が取り出しにくいのと同じ

知識も整理がされてないとそれを生かせません。

スッと取り出せるように知識を整理することが出来るのは

紙媒体ならではな強みと言えるのです。

 

まとめ

 

もちろん電子書籍が悪いわけでなく、

紙媒体にもデメリットばかりではない。

見えない部分でメリットが大きいという事を伝えたかった次第です。

 

昔ながらの本屋さんとか、

良い品揃えの本屋さんがなくなってしまうのは

非常に残念ですからね。

 

 - 日々思ったあれこれ,